宿

九州の西の端、長崎・五島列島。福江島の小さな入り江にたたずむ古民家の宿、「奥音 OKUNE」です。

古くは木造船をつくり生計を立てていた、奥浦(おくうら)。なだらかな稜線をえがく山々と穏やかな入り江に囲まれた、ちいさな集落です。

「奥音 OKUNE」の縁側で過ごしてみると、自然のリズムに身体が馴染んでいくことに気づきます。

肌を撫でるやさしい潮風の音。庭から聞こえてくる鳥のさえずりや、虫の音。鏡のような水面で魚がぽちゃりと跳ねる音。

時間をかけて、ゆっくりと五感が開いていく。わずかな変化を楽しめる心身のありように、自然とチューニングされていく。

かつては近所の学校で音楽を教えていた先生が、家族で暮らしていたという築100年の家屋。その佇まいを残し、古民家の宿としてよみがえらせた「奥音 OKUNE」。

晴れた日には、旦那様がピアノを弾き、縁側では奥様がバイオリンを奏でていたといいます。いつも美しい音に囲まれていた「奥音 OKUNE」で、時間をかけて研ぎ澄まされた五感から、かけがえのない素敵なものが生まれますように。

五島列島・福江島を囲むのは、
どこまでも澄んだ、美しい海。

気温や光の角度で変化する海の色は、
それぞれの季節に、
違った美しさを見せてくれます。

島民に愛される、鬼岳。
夏は緑の芝生に寝転んで、
ゆっくりと、深呼吸。

美しい自然に触れたら、
「奥音 OKUNE」でひとやすみ。

喧騒から離れてほっと一息。
暮らすように過ごす、心地よい時間。

秋の鬼岳。風に揺られて、
黄金色に輝くススキの草原をハイキング。
日が暮れたら、夜空に煌めく星を眺めて。

「祈りの島」福江島で、
美しい教会と聖地を巡る。
先人たちに思いを馳せて。

夜の静寂。自然の音に耳を澄ませ、
焚き火を囲んで、語り合おう。
人間らしい、心豊かになれるひととき。